韓・日との貿易協定に不満持つインドで再交渉求める声

韓・日との貿易協定に不満持つインドで再交渉求める声

 【NEWSIS】インド政府は韓国、日本と貿易協定を締結しているが、その内容に不満を示し、再交渉を求める声が出ているという。現地のインド・メディアが27日(現地時間)に報じた。

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 インド・メディアのザ・タイムズ・オブ・インディアなどによると、インドのゴヤル商工相は27日、ASEAN(東南アジア諸国連合)インド自由貿易協定(AIFTA)について「最も間違ったもの」と批判すると同時に、韓国や日本との協定にも不満を示した。

 ゴヤル商工相は「インドは自由貿易協定を通じて日本や韓国に市場を開放したが、彼らは自分たちの国にインドからの輸出品を受け入れない」という趣旨で批判した。

 インドは2011年8月に日本と包括的経済同伴者協定(CEPA)を締結し、韓国とは10年に同様の協定を結んだ。しかしインド政府は今これらの協定について再検討を要求しているという。上記のメディアが伝えた。

 インドからの韓国向け輸出は21-22年の80億ドル(約1兆1000億円)から22-23年は66億5000万ドル(約9260億ドル)に減少した。これに対して同じ期間に韓国からの輸入は175億ドル(約2兆4400億円)から212億2000万ドル(約2兆9500億円)に増加した。

 日本向けの輸出も21-22年は61億7000万ドル(約8590億円)から22-23年は54億6000万ドル(約7600億円)に減少した。これに対して日本製品の輸入は144億ドル(約2兆円)から165億ドル(約2兆3000億円)へと大幅に増加した。

 特に日本についてゴヤル商工相は「インドの輸出は10年前と同じだ。どちらが得をしたのか」と指摘した。

イ・ユンヒ記者

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