日本からの修学旅行誘致へ 教職員ら招いてモデルツアー=韓国

【ソウル聯合ニュース】韓国文化体育観光部と韓国観光公社は2日、日本の教職員と地方自治体の関係者ら100人を招いて3~6日に修学旅行モデルツアーを実施すると発表した。

 モデルツアーでは韓国観光広報館「ハイカーグラウンド」、世界文字博物館、松島セントラルパークの夜景遊覧船体験場などの人気スポットを回る。

 また、エコカーに乗って仁川市の旧日本人街、開港場通りを見学する「開港場イー(e)ジーツアー」体験など、日本で関心の高い国連の持続可能な開発目標(SDGs)に関するコンテンツも紹介する予定だ。

 ソウルでは今月4日に「韓日未来世代観光交流活性化シンポジウム」も開催される。  

 1972年に日本で初めて訪韓修学旅行を実施した学校の一つである滋賀県の近江兄弟社高校の教師と、新型コロナウイルス禍を経て今年3月に韓国への修学旅行を再開した熊本県のルーテル学院高校の卒業生が修学旅行の体験談を語る予定だ。

 シンポジウムには日本の生徒との交流に関心のある韓国の29校の教職員も参加する。七つの自治体と観光ベンチャー企業による訪韓修学旅行相談会も開催される。

 文化体育観光部は「2023年韓国訪問の年」を迎え、韓日の未来世代を結ぶために訪韓修学旅行の誘致を積極的に推進する方針だ。  

 今年2月から福岡、愛媛、静岡、宮城、香川で修学旅行説明会を開催したほか、日本の旅行業界と修学旅行プログラムを共同開発した。

 また、日本の大学生を対象としたキャンペーンや「大学生韓国旅行アンバサダー」の選抜も行っている。 

 文化体育観光部の朴宗沢(パク・ジョンテク)観光政策局長は、「日本の未来世代が韓国に好感を持ち、良い思い出を持つようになれば中長期的に韓国観光の潜在的な再訪問需要につながる可能性がある」として、若者の訪韓が両国の未来世代の活発な交流につながるよう、両国の学校と地方自治体、業界との協力ネットワークを強化すると述べた。

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