「戦争で手足を失ったウクライナ人は最大5万人」…第1次世界大戦に匹敵

 昨年2月にウクライナ戦争が始まってから手足を失ったウクライナ人が2万-5万人に上ると推定されている。米ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が報じた。

 これは第1次世界大戦当時のドイツや英国の被害者数に匹敵する。

【写真】ロシア軍のミサイル攻撃で足を失ったウクライナ7歳少女

 切断が負傷者の死を防ぐ唯一の方法だった第1次世界大戦当時、約6万7000人のドイツ人や4万1000人の英国人などが手足の切断手術を受けた。

 四肢切断者を支援するためウクライナと協力している世界最大の義肢装具メーカーであるドイツのオットーボックによると、ウクライナ政府や医療機関の資料からウクライナ人の四肢切断者は約5万人と推定されている。

 ウクライナのキーウに拠点を置く慈善団体「フープ財団」は戦争による重傷者数を約20万人と推定しているが、通常だと重傷者の約10%は切断手術が必要になるという。

 このように重傷者数が非常に多いことは、ロシアが兵士や民間人に関係なく被害の発生する地雷、砲撃、ミサイル、ドローンなどで無差別攻撃を行う今の戦争の現実を反映するものといわれている。

 戦争初期には砲撃やミサイル攻撃による重傷者が多かったが、今はおよそ1000キロにわたり戦場に埋められた地雷が重傷の主な原因になっている。

チェ・スヨン記者

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