「誰かが私を殺そうとしている」 韓国・城南通り魔事件容疑者、被害妄想的な犯行理由を主張

「誰かが私を殺そうとしている」 韓国・城南通り魔事件容疑者、被害妄想的な犯行理由を主張

 京畿道城南市盆唐区のソヒョン駅にある大型商業施設「AKプラザ」で発生した通り魔事件で、容疑者の男(22)は配達業に従事していることが分かった。

【写真】刃物を持つ容疑者

 警察によると、男は過去に少年犯罪などで処分を受けたことがなく、前科もないという。事件の目撃者によると、男は身長175-180センチメートルで、犯行当時、黒いフード付きトレーナーを着て、帽子をかぶっていたとのことだ。そして、マスクとサングラスで顔を完全に隠して犯行に及んでいた。防犯カメラ映像を見ると、男は右手にナイフを持って歩き、通りかかった人々に無差別に飛びかかり、ナイフを振り回している。

 警察は緊急逮捕した男に対して薬物の簡易検査を実施したが、陰性だったと発表した。男はこの日、事件を起こす直前に自身の車を運転して歩道上の通行人に向かって突進したが、飲酒した状態でもなかったという。警察は、より詳しい薬物検査のため、男の毛髪を採取して国立科学捜査研究院に鑑定依頼すると発表した。

 警察の取り調べに、男は「謎の集団がずっと前から私を殺そうとしていた」「不当な状況を公論化したかった」などと話しており、被害妄想の症状を呈していることが分かった。警察は、男の精神疾患歴なども合わせて確認する方針だとしている。

キム・スギョン記者

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