韓国で開催中のボーイスカウト祭典 英・米が撤収決定

【扶安聯合ニュース】厳しい暑さが続く韓国の南西部・全羅北道セマングムで開催中のボーイスカウト・ガールスカウトの祭典「世界スカウトジャンボリー」で、英国と米国の代表団がキャンプ場から撤収することを決めた。大会は1日に始まったが、猛暑のため熱中症患者が続出するなどの問題が浮上している。約4500人と最多の参加者を派遣した英国のほか米国が撤収を決めたのに加え、世界スカウト機構が中止を勧告し、大会は事実上中止の危機に陥った。

 米国代表団の関係者は5日、聯合ニュースの取材に対し、猛暑のため撤収するとして、参加者たちは閉営式が開かれる11日までソウル南方の京畿道・平沢にある米軍基地、キャンプ・ハンフリーで滞在する計画を明らかにした。同関係者は「スカウトたちは6日に予定されたK―POPコンサートを含め、ジャンボリー活動を中止することを残念がっている」としながらも、「(問題は)天気だ。青少年たちをしっかり守るため下した決定」と述べた。米国は今大会に約1200人を派遣するとしていた。

 大会は5日午前に開かれる各国代表団による会議で継続、中止、縮小運営・早期閉幕の三つの選択肢の中から一つを選ぶとみられる。

 大会を巡っては、英国が4日に撤収する方針を発表。世界スカウト機構は英国の発表後に声明を出し、「韓国スカウト連盟に予定より早く大会を終え、参加者が本国に戻るまで支援する案を検討するよう要求した」と明らかにした。

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