サムスン・LG、自動車電装市場の掌握狙いモーターショー出展へ

サムスン・LG、自動車電装市場の掌握狙いモーターショー出展へ

 サムスン電子とLG電子は9月5日からドイツ・ミュンヘンで開かれる国際モーターショー「IAAモビリティー2023」に出展する。未来成長産業として挙げられる自動車電装(電子装置)市場を掌握する狙いだ。

 サムスン電子は6日、今回のモーターショーに半導体事業を担当するデバイスソリューション(DS)部門と子会社のサムスンディスプレー、サムスンSDIが出展することを明らかにした。スポンサーとしてイベントに参加するLG電子は展示ブースを設けないが、開幕前日の9月4日に記者会見を開き、モビリティー事業に関する未来ビジョンを発表する。

 サムスン電子とLG電子は最近、電装事業を未来の収益源とするため、攻撃的に投資を拡大している。2017年時点でスマートフォン部品市場の約70%規模だった電装産業は今年、スマートフォン部品市場を上回るとみられる。サムスン電子の電装・オーディオ子会社ハーマンは、世界の自動車メーカー各社と相次いで契約を交わしている。ハーマンの今年第2四半期の売上高は前年同期比17.4%増の3兆5000億ウォン(約3810億円)、営業利益は同2.5倍の2500億ウォンだった。LG電子は電装事業の売上高を2030年までに2倍以上に増やし、年商20兆ウォン規模で世界10位以内の電装業者を目指す。LG電子は電装受注残高が今年末時点で100兆ウォンに迫ると予想している。

ユ・ジハン記者

<記事、写真、画像の無断転載を禁じます。 Copyright (c) Chosunonline.com>
関連ニュース
関連フォト
1 / 1

left

  • サムスン・LG、自動車電装市場の掌握狙いモーターショー出展へ

right

あわせて読みたい