安重根・尹東柱関連施設の閉鎖、中国紙「内部修理のため臨時休館」

 中国が安重根(アン・ジュングン)義士の展示室と詩人・尹東柱(ユン・ドンジュ)の生家の公開中止に関し、中国共産党系列のメディアを通じて「内部修理のための臨時休館」と説明した。

【写真】「安重根・尹東柱は中国朝鮮族」 中国バイドゥの歴史歪曲

 中国共産党機関紙・人民日報系列の英字紙「グローバル・タイムズ」は8日、「2カ所の史跡関係者から、修理のため臨時に閉鎖したことを確認した」と報じた。

 同紙は「吉林省延辺朝鮮族自治州竜井市にある尹東柱の生家は建物のうち1カ所に崩壊の危険があって修理が必要だ。遼寧省大連市の旅順監獄博物館内にある安重根義士展示室も漏水問題でほかの展示室と共に閉鎖されたものだ」と説明した。

 しかし、一部には「最近冷え込んでいる韓中関係を反映して、中国が両施設の公開を意図的に中止したのではないか」と疑いの目を向ける人々もいる。また、「どちらの現場も工事の痕跡がない」という疑問の声もある。

 中国にある韓国大使館の高官は7日、特派員団懇談会で「安重根展示室と尹東柱の生家の公開中止は補修工事のためだと中国側が認めた」「措置が完了し次第、再び開館するだろう」との見通しを示した。

チョ・ジョンリン記者

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  • ▲安重根(アン・ジュングン)義士/写真提供=国家報勲処

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