上半期のFCV世界販売11.6%減 現代自がシェア1位キープ

【ソウル聯合ニュース】エネルギー市場専門の韓国調査会社、SNEリサーチが9日発表した統計によると、水素を燃料とする燃料電池車(FCV)の今年上半期(1~6月)の世界販売台数は8290台で、前年同期比11.6%減少した。

 メーカー別では、韓国・現代自動車が「ネッソ」の販売低調で41.5%減の3198台だった。シェアは38.6%で1位を守ったが、前年同期の58.3%から大きく低下した。

 一方、日本のトヨタ自動車は低調だった「ミライ」の販売が持ち直し、販売台数は1.7%増の2328台となった。現代とトヨタのシェアの差は10.5ポイントに縮まった。

 上半期のFCVの販売台数を市場別にみると、韓国では「ネッソ」の不振が響き前年同期比39.7%減の2992台だった一方、中国市場では商用車を中心に高い伸びをみせ、95.3%増の2764台となった。次いで米国が1825台、欧州が487台、日本が202台と続いた。

 SNEリサーチは、成長を重ねる電気自動車(EV)市場とは対照的にFCV市場はマイナス成長を続けているとし、FCVへの水素供給インフラの不足、水素供給コストの上昇、消費者の車両の選択肢が限られていることなどが市場の成長を妨げていると指摘している。

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