中国政府が韓国への団体旅行解禁、わずか一日で中国クルーズ船53隻が済州島への寄港予約

中国政府が韓国への団体旅行解禁、わずか一日で中国クルーズ船53隻が済州島への寄港予約

 中国政府が韓国行きの団体旅行を解禁したことを受け、中国のクルーズ船53隻が済州島訪問を予約した。

 済州特別自治道が11日に明らかにしたところによると、前日(10日)に中国政府が韓国向けの団体旅行を全面的に解禁してから同日午前までの時点で、中国上海を出発するクルーズ船53隻が済州島への寄港を申請したという。

【写真】目立ちすぎる漢字の誤表記…仁川空港に設置された中国人向け案内板

 中国のクルーズ船が一度に寄港を求めた影響で、済州港と江汀港では従来のクルーズ船寄港を含め現時点で来年3月まで約8カ月分の予約申請が締め切られたという。

 クルーズ船1隻に通常数百人から数千人の中国人観光客などが乗船する。これらのクルーズ船は上海港を出発し、済州島を経て日本などに向かう。

 済州島にはかつてクルーズ船を通じて年間120万人の中国人観光客がやって来たが、2017年のTHAAD(在韓米軍の高々度防衛ミサイル)問題で中国からクルーズ船が来なくなり、観光客が一気に減少した。

 昨年済州島を訪問した中国人観光客は9786人で、うち中国以外の他国のクルーズ船で済州を訪れた中国人の個人観光客は200人ほどだった。

 済州特別自治道の呉怜勲(オ・ヨンフン)知事は同日道庁で開催された中国人団体観光再開に伴う受け入れ態勢管理対策会議で「地域経済活性化にかなりの進展が期待できる」と述べた。

<記事、写真、画像の無断転載を禁じます。 Copyright (c) Chosunonline.com>
関連フォト
1 / 1

left

  • 中国政府が韓国への団体旅行解禁、わずか一日で中国クルーズ船53隻が済州島への寄港予約

right

あわせて読みたい