韓国でメスライオン脱走 1時間後に射殺=南部の牧場で違法に飼育か

【高霊聯合ニュース】韓国南部の慶尚北道高霊郡で14日午前7時半ごろ、民間の牧場で飼育されていたライオンが脱走し、約1時間後に関係当局により射殺された。同郡や地元の消防本部が伝えた。

 地元警察によると、20歳くらいのメスライオンがおりを抜け出して山の方へ逃げたという通報が寄せられ、午前8時半ごろ牧場近くの森の中で猟師と警察が見つけて射殺した。

 関係当局はライオンが向かったとみられた山の立ち入りを一時禁止し、高霊郡は住民の携帯電話にライオンの脱走を伝えて注意を呼び掛けるメッセージを送った。

 この牧場は昨年2月に郡から観光農園に指定され、観光客向けに営業を行っている。ウシの畜舎に関する運営許可は受けていたが、ライオンの飼育許可は得ておらず、同郡は違法な飼育と推定されると伝えた。牧場のオーナーが密かにライオンを飼育していたことを周辺の住民も知らなかったという。

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  • ▲射殺されたライオン(慶尚北道消防本部提供)=(聯合ニュース)

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