UAE軍と韓国陸軍、江原道で初の合同訓練

 アラブ首長国連邦(UAE)軍が今月7日から江原道麟蹄郡で韓国陸軍と合同で訓練を行っている。韓国陸軍が16日に明らかにした。UAEに派遣されている韓国軍アーク部隊が現地で合同訓練を行ったことは何度かあるが、UAE軍が韓国で韓国軍と訓練を行うのは今回がはじめてだ。バラク原発や防衛産業での協力など、両国の戦略的パートナーシップ関係の今後の持続的発展も期待されている。UAEは国連軍司令部には加わってはいないが、韓半島有事に参戦できるほど軍事面で緊密な協力関係を築きつつあるとの見方もある。

【写真】韓国陸軍と合同訓練中のUAE軍

 韓国陸軍はこの日「今月7日から18日まで期間、下半期の韓米合同軍事演習『乙支フリーダムシールド(UFS)』の一貫として江原道麟蹄郡の陸軍科学化戦闘訓練団(KCTC)で訓練を実施している」「とりわけUAE軍の1個小隊が今回はじめて参加することで訓練をより有意義なものとしている」と説明した。約20人ほどのUAE軍1個小隊は先日入国し、KCTC訓練初日の7日から訓練に加わり、韓国軍第22師団の双虎旅団、第102機構旅団、第3軍団特攻捜索チームなどと連携を確認した。今回の訓練で韓国陸軍は約2500人以上の部隊を編成したという。

 韓国陸軍によると、今回の訓練はより実戦形式に近いものとするため戦車、装甲車、自走砲、攻撃・機動ヘリ、ドローンや無人機など200以上の兵器が投入された。訓練方式も攻撃作戦と防御作戦それぞれ0泊3日ずつと厳しい日程で行われた。

 訓練に先立ちUAE軍はKCTCを4回訪問・視察し、双虎旅団の将兵らと1週間かけて同化訓練に参加した。UAE軍は韓国軍の作戦遂行手順や科学化装備の機能熟練に力を入れたという。今回の訓練期間中にUAE地上軍のシェヒ司令官(少将)も来韓し、韓国軍の朴正煥(パク・チョンファン)陸軍参謀総長と共に訓練の様子を視察した。両軍司令官は韓国軍科学化戦闘訓練システムと共に訓練経過について報告を受け、装備センターや旅団指揮所を訪問した。両軍は今月5-11日にはUAEでアーク部隊とUAE地上軍との合同訓練も行ったという。韓国陸軍が伝えた。両国は今回のKCTC訓練を通じて軍事交流と相互協力を一層強化する方針だ。

盧錫祚(ノ・ソクチョ)記者

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  • ▲アラブ首長国連邦(UAE)軍が江原道麟蹄郡の陸軍科学化戦闘訓練団で韓国陸軍との合同訓練に参加した。/韓国陸軍
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