共に民主・李在明代表「1銭の私益も得ていない」検察「背任容疑、私益追求とは無関係」…柏ヒョン洞疑惑

 京畿道城南市の柏ヒョン(ペクヒョン)洞開発を巡る許認可不正疑惑に関連し、共に民主党の李在明(イ・ジェミョン)代表に出頭を求めたソウル中央地検関係者は17日、「背任疑惑は私益を得たかどうかとは関係ない」と述べた。李代表は検察への出頭に先立ち、支持者の集会に参加し「一銭の私益も得ていない」と発言した。

【表】柏ヒョン洞開発巡る不正疑惑 李在明代表と検察の主張

 検察関係者は記者団に対し、「背任は基本的に本人が管理する会社の利益を意図的に放棄することを指す」とし、「私益を追求した場合、私人ならば背任、公務員ならば収賄になる」と説明した。私益を得ていないとする李代表の主張に反論した格好だ。

 検察は柏ヒョン洞事件に関連し、背任などの疑いで李代表に出頭を求めた。検察関係者は「柏ヒョン洞事件と関連し、李在明代表が許認可権者として決裁したことが確認され、説明を聞く必要がある」と話した。同関係者は「城南市の許認可関係者らが当時の李在明市長の元選対本部長出身のブローカーによる請託を受けた」とし、「その過程で城南都市開発公社の参加を排除し、開発利益を放棄させ、民間事業者だけに利益が帰属するようにしたというのが事件の本質だ」と説明した。

 李代表は検察への出頭を2日後に控えた15日、フェイスブックを通じ、「背任罪を犯す動機はない」と反論した。これに対し、検察関係者は「背任の動機および許認可で便宜を提供した経緯を聞くために取り調べを進める」とした。同関係者は「捜査を通じ、柏ヒョン洞事件の民間業者とブローカーを逮捕し、柏ヒョン洞事業の過程でブローカーを通じて請託が行われ、便宜が提供された点が相当部分明らかになった」とし、「李代表が介入した状況があるため、具体的な立場を聞く」と述べた。

イ・ミンジュン記者

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