【ワシントン聯合ニュース】韓国の尹錫悦（ユン・ソクヨル）大統領と日本の岸田文雄首相は１８日（日本時間１９日未明）、韓米日首脳会談に合わせ、米ワシントン郊外の大統領山荘キャンプデービッドで会談した。
尹大統領が昨年５月に就任して以来、岸田首相と会談するのは７回目となる。
韓国大統領室によると、会談は約２０分間行われた。
両首脳は韓日関係の改善を踏まえ、さまざまな分野で協力が進められていることを評価。高度化する北朝鮮の核・ミサイルに対応するため、韓米日だけでなく韓日も協力を強化していくことを確認した。また、ハイレベル経済協議の年内再開を含め、経済やエネルギー、人的交流など幅広い分野で両国国民が体感できる具体的な成果を出していくことで一致した。外務次官級による「韓日次官戦略対話」を年内開催も申し合わせた。
東京電力福島第１原発の処理済み汚染水の海洋放出問題は議題にならなかった。尹大統領は韓米日首脳による共同記者会見で、「福島問題はきょう議題にはならなかった」として、「国際的に公信力のある国際原子力機関（ＩＡＥＡ）の点検結果を信頼している」と表明。「ただ、計画通り処理されるかは日本や韓国を含め国際社会の責任のある、透明な点検が必要だ」と強調した。