「水上バイク密入国」中国人の男を仁川で拘束、方位磁針見ながら海を300キロ14時間移動

 【NEWSIS】このほど、水上バイクに乗って中国から仁川に密入国しようとして警察に捕まった中国人の男が、1人で方位磁針と望遠鏡を見ながら14時間移動してきたことが分かった。

 仁川海洋警察署は20日、出入国管理法違反の疑いで30代の中国国籍の男を拘束したことを発表した。男は16日午後、水上バイクに乗って仁川沖から密入国しようとした疑いが持たれている。

 捜査の結果、男は同日午前7時ごろ、仁川から300キロメートル以上離れた中国・山東地域から1800ccの水上バイクに乗って出発したことが分かった。自身の水上バイクにガソリン70リットルを満タンにし、25リットル入り容器5個をロープで縛った後、燃料を補充しながら移動した。方向は方位磁針と望遠鏡で確認し、14時間後に仁川沖に到着した。協力者はおらず、1人でやったとのことだ。

 男は海洋警察署の取り調べに「韓国を頻繁に行き来して2010年から2016年まで滞在した経験があり、仁川も数回訪れた」「空になった燃料容器は海に捨てた」と供述した。

チェ・ジョンソク記者

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  • ▲このほど、水上バイクに乗って中国から韓国・仁川に密入国しようとした中国人の男には協力者がおらず、1人で燃料を容器5個分用意し、補充しながら移動してきたことが分かった。写真=聯合ニュース

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