韓国検察、金寬永・全羅北道知事を捜査へ…セマングム世界スカウトジャンボリー

「ジャンボリーずさん運営」職務放棄の疑い

 全羅北道扶安郡セマングムで開催された「第25回世界スカウトジャンボリー(セマングム・ジャンボリー)のずさん運営に責任があるとして告発された金寬永(キム・グァンヨン)全羅北道知事が検察の捜査を受けることになった。東亜日報の22日の取材を総合すると、大検察庁(最高検察庁に相当)は市民団体「活貧団」が金寬永知事を職務放棄などで告発した件を全州地検に担当させることにしたという。活賓団は14日、「全羅北道はジャンボリーを口実に11兆ウォン(約1兆2000億円)に達するインフラ予算を横領し、ジャンボリーの運営を放置した」として、金寬永知事に対する告発状を提出していた。

【写真】セマングム会場のトイレ、ドアを開けた光景に戸惑うチリのスカウト隊員

 全羅北道はセマングムに道路や空港などのインフラを構築するため、世界スカウトジャンボリーを招致したと批判されてきた。これに対して金寬永知事は「セマングム・ジャンボリーとセマングム国際空港・インフラ事業を結び付けるのは行き過ぎた政治攻勢だ」「セマングム事業はすでに34年間に渡り行われているものであり、セマングムにあるすべてのインフラ事業は予備妥当性調査を経て行われてきたものだ」「虚偽事実により全羅北道民の自尊心を傷つけ、名誉を失墜させる行為は見過ごせない」と述べた。

キム・ジョンヨプ記者

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  • ▲金寬永(キム・グァンヨン)全羅北道知事 写真=聯合ニュース

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