韓国首相 日本の海洋放出「基準に合っていなければ国際提訴」

【ソウル聯合ニュース】韓国の韓悳洙(ハン・ドクス)首相は23日の記者会見で、東京電力福島第1原発の処理済み汚染水海洋放出を巡り、どのような放射性物質であれ韓国が考える濃度の基準に合っていなければ直ちに中止を要求するとし、「基準を満たしていない放出が進められれば、国際的に提訴するよう外交部が常に準備していく」と述べた。

 また「汚染水放出初期には日本側からデータをリアルタイムで受け取る」とし「69の核種のうち39種は(現在)発見もされていないが、69種をすべて見るということ」と説明した。

 韓氏は「スイスや欧州連合(EU)などが福島県産水産物の輸入禁止を解除したのをみれば、韓国が福島県産水産物の輸入を禁止するのは正しくないという論理もある」とし「それでもわが政府はできるすべての方法と方策を用いて安全だと感じるまで努力する」と強調した。

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