福島原発汚染水問題、立場を示さず共に民主支持者から批判浴びていた文在寅前大統領「放出に反対」「政府対応は誤り」

福島原発汚染水問題、立場を示さず共に民主支持者から批判浴びていた文在寅前大統領「放出に反対」「政府対応は誤り」

 日本の福島原発からの汚染水放出に関連し、特に立場を表明せず、支持者から批判を受けていた文在寅(ムン・ジェイン)前大統領が24日、一歩遅れて「日本の放射能汚染水放出に反対する」との立場を明らかにした。

【写真】文在寅政権の康京和外相「汚染水放出は日本の主権的な領土内で行われる事項」(2020年10月26日)

 文前大統領はフェイスブックを通じ、「河泰慶(ハ・テギョン)議員(国民の力)のせいで一言言わざるを得なくなった」とした上で、「私は日本の放射能汚染水放出に反対する。また、この問題に対する(韓国)政府の対応は非常に誤っていると思う」と述べた。

 これに先立ち、河議員は同日、文前大統領が汚染水放出に関する立場を明らかにせず、支持者から批判を受けているというメディア報道をフェイスブックにシェアし、「文前大統領は日本が汚染水を放出しても韓国の海には影響が事実上ないということを知っているだろう。それで文在寅政権当時の外交部長官は国際原子力機関(IAEA)の結論に従うと述べたのだ。民主党支持者の方々も現実を直視してほしい」と発言した。

 文前大統領は河議員の主張を否定し、「日本の放射能汚染水放出によって、国民の不安が非常に大きいだけでなく、漁民と水産業関係者が甚大な経済的被害を受けると予想する」とし、「経済的被害に強力な支援策を講じるべきだ」と述べた。

キム・ミョンイル記者

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