韓国政府「日本の汚染水放出に賛成しているわけではない」…外信報道に反論

「日本の責任感と透明性に期待」

 韓国政府は25日「わが政府は日本の福島原発汚染水の海洋放流に賛成や支持をしているわけではない。この立場を明確にする」と表明した。英BBCなど一部海外メディアが「韓国政府は汚染水問題で沈黙」と賛成しているかのように報じたため、これに反論したのだ。韓国政府は「日本の透明性と責任感に期待する」ともコメントした。

【図】福島汚染水海洋放出…海流の移動と韓国流入時期

 韓国外交部(省に相当)はこの日午後の声明で上記のように発表した上で「韓国政府は日本側による放流計画の安全性に対する国際原子力機関(IAEA)の国際検証過程に積極的に参加しており、独自にその安全性を検討してきた。実際に放流が検証通り行われないとか、安全性が保障されない場合にはこれに反対する立場も明確にしてきた」とも説明した。

 韓国外交部はさらに「これまでIAEAなどと緊密に協議を行い、日本の汚染水放流に対する高い透明性が確保され、緻密かつ多層的なモニタリングが可能な体制を準備し、これを稼働した」「日本の東京電力は汚染水を基準値以下に浄化・希釈処理し、安全性が確認された場合にのみ放流すると説明した。そのため韓国の国務総理(首相)が談話で要求したように、放流過程において日本が徹底して科学的基準を守り、透明かつ責任感のある形で情報を公開するよう求める」とも指摘した。

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  • ▲ソウル市鍾路区の政府ソウル庁舎で開催された汚染水放流関連のブリーフィングに出席した韓国国務調整室の朴購然(パク・クヨン)国務1次長(左)と韓国海洋水産部(省に相当)の朴成訓(パク・ソンフン)次官。25日午前撮影。/NEWSIS

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