北朝鮮が国境を正式開放「海外住民の帰国承認」 コロナ封鎖から3年7カ月

【ソウル聯合ニュース】新型コロナウイルス対策として国境を封鎖していた北朝鮮が約3年7カ月ぶりに国境を正式に開放した。

 北朝鮮の感染対策を担う国家非常防疫司令部は26日、「防疫等級を調整することにした国家非常防疫司令部の決定により海外に滞在していたわが公民(北朝鮮国籍者)たちの帰国が承認された」と通知したと、朝鮮中央通信が27日報じた。

 北朝鮮に帰国してから1週間、隔離施設で医学的監視を受けるという。

 北朝鮮が言及した「公民」は先週、中国の北京から高麗航空の旅客機で北朝鮮入りした住民らを意味するとみられる。

 「防疫等級の調整」により住民の帰国措置がとられたと発表したことから、今後海外に滞在する住民の帰国が本格化する可能性がある。

 中国やロシアなどに長期間滞在していた労働者や留学生、外交官らが対象になるとみられる。

 北朝鮮は2020年1月に新型コロナ対策を理由に国境を封鎖した。

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