尹大統領が首相と海鮮ランチ 大統領庁舎食堂も魚メイン=水産物消費促す

【ソウル聯合ニュース】韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は28日、韓悳洙(ハン・ドクス)首相との定例会合で「秋夕(中秋節、今年は9月29日)の物価安定へ、最優先で力を注いでほしい」と指示した。大統領室の李度運(イ・ドウン)報道官によると、会合は海鮮を中心にした昼食を交えて行われた。この日、大統領室庁舎内の食堂も魚をメインにした献立だった。東京電力福島第1原発の処理済み汚染水の海洋放出開始で懸念される韓国産水産物の安全性を強調し、消費を促す狙いだ。

 庁舎内の食堂では、ヒラメやクロソイなどの刺身の盛り合わせ、焼きサバといったメニューが普段通りの3000ウォン(約330円)で提供された。大統領室によると、食堂は平時の1.5倍の利用者でにぎわった。外での約束を取り消して庁舎内の食堂を利用した職員も多かったという。刺身は早々に売り切れたようだ。

 大統領室の李珍福(イ・ジンボク)政務首席秘書官や姜升圭(カン・スンギュ)市民社会首席秘書官、金恩慧(キム・ウネ)広報首席秘書官、安祥フン(アン・サンフン)社会首席秘書官、李報道官らも庁舎内食堂で昼食を取った。

 同食堂は今週ずっと、海鮮中心のメニューを提供する。済州島産タチウオの煮付けやサザエのあえ物、ホヤのビビンバ、アナゴ丼、アワビのバター焼きなどを予定している。

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