「大庄洞疑惑の矛先を変えてやる」…金万培氏、大統領選前に尹錫悦氏追及のフェイクニュースを計画していた

 それ以外に金万培氏は21年9月、当時米国に滞在中だった南旭(ナム・ウク)氏(天火同人4号オーナー)にも連絡し、南氏に「その時、チョ·ウヒョン氏にコーヒーを淹れてくれたのは尹錫悦ですよね」と尋ね、ナム氏は「そう言っていたと思う」と答えたという。検察は金万培氏が帰国を控えた南氏に「尹錫悦コーヒー」発言を仕向けたとみている。

 南氏は実際に帰国した後、21年11月19日の検察の事情聴取で「尹錫悦検事がチョ・ウヒョン氏にコーヒーをいれたという話を金万培氏から聞いた」と証言した。しかし、チョ氏は同月、検察で「尹錫悦検事ではなくP検事に会った」として否定。同年12月に行われた南氏とチョ氏の対質尋問で南氏は「直接チョ氏から聞いたものではなく勘違いした」説明したという。

 一方、検察は最近、「金万培氏が21年3月ごろ、私財100億ウォン(約11億円)を拠出してジャーナリスト財団を設立した後、申鶴林氏を初代理事長に迎えようと思う」と話していたとする供述を大庄洞開発の民間事業者から確保したことが分かった。金万培氏は20年、法律専門報道機関を買収しようとしたが失敗している。

 申鶴林氏は金万培氏と虚偽インタビューをした後、大統領選3日前に「ニュース打破」にそれを報道させた見返りとして、1億6500万ウォンを受け取った疑いが持たれている。申氏は「自分が書いた本3冊の収益であり、インタビュー内容が虚偽だとは知らなかった」と主張している。

兪鍾軒(ユ・ジョンホン)記者

ホ・ウク記者

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