当事者が30分否定しても無視して報道、メディアの仮面被った韓国大統領選詐欺【9月7日付社説】

 マスコミは真実だと信じるに足りる相当な理由があれば疑惑を提起することができる。しかし、それに先立ち最大限ファクトを収集し、確認する過程を経なければならない。報道には当事者の反論が欠かせない。しかし、事件の当事者が違うと言っているのに、完全に無視して報道するということはあり得ない。韓国社会にはこうした常識外れの行動が大統領選になると「マスコミ」という仮面を被って登場する。金大業(キム・デオプ)氏の大統領選挙詐欺事件の際のKBS、MBCがそうだった。KBS、MBCは今回の「金万培フェイクニュース」にも必ず登場し、それを広めるのに一役買った。

 当時の李在明(イ・ジェミョン)候補は金万培氏が申鶴林氏による虚偽インタビューに応じた直後の2021年10月から「尹錫悦コーヒー」を既成事実かのように主張した。大統領選の3日前、ニュース打破が録音ファイルを報道すると、わずか1時間で自分のフェイスブックにフェイクニュースを掲載した。インターネット上にも大量に拡散された。「いいね!」の数の操作まで行われた。大統領選をフェイクニュースで覆す勢力が成功する国には希望がない。問題のマスコミが謝罪したからといって終わることではない。尹錫悦候補が落選していたら、この大統領選詐欺の全貌は明らかにされなかっただろうし、マスコミ各社は謝罪もしなかっただろう。

【写真】JTBC「フェイクニュース報道をおわびします」

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