金正恩氏の訪ロはいつ? 軍事パレード参加者と10日平壌で記念撮影

【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の朝鮮中央通信は11日、金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党総書記)が建国75年記念の「民防衛武力閲兵式(軍事パレード)」参加者と10日に平壌で記念写真を撮ったと伝えた。同氏はロシア極東ウラジオストクで同国のプーチン大統領と会談するため、早ければ10日に専用列車で平壌を出発するとの見方もあったが、朝鮮中央通信の報道通りなら10日の記念撮影時点までは平壌にいたことになる。韓国政府関係者は10日に出発したという話は聞いていないとした。

 建国記念日(9月9日)を祝う軍事パレードは8日夜、平壌の金日成広場で行われ、正規軍ではなく民間防衛組織の労農赤衛軍が参加した。

 金正恩氏は10日に金日成広場で、労農赤衛軍司令官の呉日晶(オ・イルジョン)党中央委員会部長らに迎えられ、パレード参加者と記念撮影した。金正恩氏は「閲兵式は真の人民共和国創建と栄えある発展史を誇り高く思い起こした一大壮挙」としながら、「社会主義朝鮮の不敗の気質の力ある誇示」と評価した。

 一方、ウラジオストクでは10~13日に東方経済フォーラムが開かれ、プーチン氏は12日に出席する予定だ。金正恩氏は2019年4月、最高指導者就任後初めて同地を訪れてプーチン氏と会談しており、当時と同じく今回も会談前日に現地入りするなら、10日に専用列車で平壌を出発するとみられていた。

 日本のNHKは10日、沿海地方政府関係者の話として、金正恩氏が専用列車で11日に出発するとの見方を伝えた。

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