共に民主・宋永吉元代表の補佐官、尹官石議員への6000万ウォン供与容疑認める…現金入り封筒ばらまき疑惑

 共に民主党の党大会における現金入り封筒ばらまき事件で逮捕、起訴されたパク・ヨンス被告(54)は12日、ソウル中央地裁で行われた公判前整理手続きに出廷し、元民主党所属で現在は無所属の尹官石(ユン・グァンソク)議員に現金6000万ウォン(約666万円)を渡したとする起訴事実を認めた。パク氏は宋永吉(ソン・ヨンギル)元民主党代表の補佐を務めていた。

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 尹議員は2021年の民主党大会を控え、党代表候補だった宋元代表を当選させるため、党内の選対関係者から6000万ウォンを受け取ったとして、先月起訴された。検察は尹議員が当時、民主党の現役議員19人に300万ウォンずつ入った現金入り封筒を渡したとみている。

 パク氏の弁護人は公判前整理手続きで、「姜来求(カン・レグ)元韓国水資源公社常任監査委員(起訴済み)とイ・ジョングン元民主党事務副総長(起訴済み)が『尹議員が資金を必要としている』として、2回にわたりパク被告に金品を要求した」とし、「パク氏がイ氏を通じ、尹議員に6000万ウォンを渡した」と述べた。

 これに先立ち、姜氏は今年7月の公判で、尹議員に渡った6000万ウォンのうち3000万ウォンを自身が提供したと証言した。こうした状況でパク氏も尹議員に6000万ウォンを渡したことを認めた格好だ。しかし、尹議員は6000万ウォンを受け取ったことを全面的に否認しているという。

 パク氏の弁護人はまた、21年の民主党大会当時、パク氏が宋元代表を当選させるため、実業家のK氏から5000万ウォンを受け取ったことも認めた。ただ、パク氏がコンサルティング業者などに宋元代表のための調査·研究を依頼し、その費用を宋元代表の外郭後援組織「平和と暮らし問題研究所」が肩代わりした後、それを隠そうと虚偽の見積書を作成し、証拠を隠滅した疑惑については否認した。

パン・グクリョル記者

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  • ▲宋永吉元民主党代表(左)と無所属の尹官石議員
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