「我々も命を懸ける」…共に民主・李在明代表の支持者が韓国国会で自害行為

 韓国野党・共に民主党の李在明(イ・ジェミョン)代表の支持者とみられる70代の男が15日、党代表室前で凶器を使い自害行為をしようとしたが、国会の職員らに取り押さえられた。

【写真】ハンスト15日目…布団に横たわる李在明代表

 男は同日午後12時頃、共に民主党最高委員会のブリーフィング中にカッターを取り出し自害しようとしたが、6分後に国会の警備員らに制圧された。

 男は自害直前まで代表室前に座り込んでいたが、職員が立ち去るよう求めると突然カッターを取り出した。男は「ククチム(国の荷物)売国・尹政権」と書かれた紙を持ち、「命がけにならねばならない」と叫びながら騒ぎ立てた。

 男は「金星煥(キム・ソンファン)議員と約束がある」との理由で秘書らの確認を経て本館に入った。しかし実際は金議員との約束はなかったことが確認された。

 李代表が断食を始めてから国会で凶器騒動が起こるのはこれが2回目だ。前日にも李代表の支持者とみられる56歳の女が大声で騒ぎ立て、その場から引きずり出された。その際に女は2人の婦人警官に対して凶器を振り回した。

 女は「李代表を早く病院に連れて行け」と叫びながら騒動を起こしたという。

 一連の問題を受け金振杓(キム・ジンピョ)国会議長は同日午前に声明を出し「国会で起こった騒動は民主主義に対する深刻な脅威だ」「国会内の安全と秩序をさらに厳しく管理する必要性を痛感しており、必要なあらゆる対策を取りたい」との考えを示した。

チャン・セヒ記者

<記事、写真、画像の無断転載を禁じます。 Copyright (c) Chosunonline.com>
関連フォト
1 / 1

left

  • ▲韓国国会の党代表室前で血書を書くためカッターを持ち込んだ市民を取り押さえる国会職員。党代表室では韓国野党・共に民主党の李在明(イ・ジェミョン)代表が断食を続けている。15日撮影。/共同取材

right

あわせて読みたい