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世界最強の選手たちだけが出場できる世界陸上連盟ダイヤモンドリーグのファイナルで、韓国人選手として走り高跳びで初めて優勝を果たした禹相赫(ウ・サンヒョク)選手がトロフィーを手に帰国しました。杭州アジア大会でも金メダルを取る可能性が一層高まっています。
イ・ダソム記者が禹相赫選手に取材しました。
(記者リポート)
「スマイル・ジャンパー」禹相赫選手が笑顔で姿を現しました。
ダイヤモンドリーグのファイナルで韓国人選手初の優勝。禹相赫選手はインタビューでもトロフィーを離さないほど、あふれる思いを隠しきれませんでした。
(禹相赫 /陸上韓国代表)
「ただ小さいころからの夢でしたし、跳んでみたかったんです。優勝は想像すらできませんでした。ただひたすらの夢でした」
今季自己ベストの2メートル35に成功し、自信に満ちた禹相赫選手の視線は、今や杭州アジア大会に向かっています。
(禹相赫)
「最後まで諦めずに高く跳びます。アジア大会の金メダルのために」
アジア大会で金メダルを取るには、「世界最強」と言われるカタールのバルシムを上回らなければなりません。
今季最高記録ではバルシムが2メートル36で、2メートル35の禹相赫選手をわずかの差でリードしています。
カギは1回目のジャンプです。
(禹相赫)
「すべての高さを1回目に跳び越えようと万全の準備を…そこで心理的な戦いが反映されそうです。流れを誰が持っていくかが…」
禹相赫選手が優勝すれば、2002年のイ・ジンテク以来21年ぶりの走り高跳びの金メダリストになります。
走り高跳びの決勝は来月4日に行われます。
TV朝鮮のイ・ダソムがお伝えしました。
(2023年9月19日放送 TV朝鮮「ニュース7」より)