アジア大会 韓国選手団本隊が杭州へ出発=総合3位目標

【仁川聯合ニュース】新型コロナウイルスの影響による1年の延期を経て、23日に中国で開幕する杭州アジア大会に出場する韓国選手団の本隊が20日、開催地の杭州に出発した。

 杭州をはじめとする6都市で10月8日まで開催される今大会で、韓国は39競技に過去最多となる1140人の選手団を派遣する。
 選手らは競技日程に応じて順次中国入りしており、この日出発した本隊はテニスの14人、射撃の17人、ホッケーの22人、スケートボード代表の7人からなる。

 崔潤(チェ・ユン)韓国選手団長、張在根(チャン・ジェグン)国家代表選手村長ら本部役員35人も一緒に出発した。

 李起興(イ・ギフン)大韓体育会会長は「選手団が安全に事故なく戻ってくることが最も重要だ。新型コロナのパンデミック(世界的流行)により延期され、大変なことが多かったが、選手たちが磨き上げた実力を十分に発揮してきてほしい」と呼びかけた。

 今大会で、韓国選手団は金メダル50個以上獲得、総合順位3位を目標に掲げた。
 韓国は18年のジャカルタ・アジア大会で金メダル49個、銀メダル58個、銅メダル70個を獲得。総合3位を記録した。

 崔団長は「総合3位になれると信じている」としたうえで、「どんな結果が出ようと、スポーツを通じて多くの人が幸せになってほしい。国民も選手も幸せであってほしい」と強調した。

 テニス代表のエース、権純雨(クォン・スヌ)は「先週の国別対抗戦(デビスカップ)に出場したので、コンディションが良好でよい結果が出せそうだ」と自信を示した。
 開幕に先立ち、19日に浙江省金華で行われたサッカー男子の1次リーグE組の初戦では韓国代表がクウェートに9―0で大勝し、韓国選手団として初勝利を収めた。

 バレーボール男子は20日、インドとの1次リーグC組の初戦に臨み、近代五種やボートの試合も始まる。21日にはサッカー男子がタイと、バレーボール男子がカンボジアとそれぞれ第2戦を行う。メダル争いは開会式翌日の24日から本格化する。

 韓国選手団は21日に杭州選手村の入村式に参加する予定だ。

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