韓国の終末論信者400人がフィジーに集団移住、「悪魔ばらい」で2人を逮捕・起訴 水原地検安養支庁

 南太平洋の島国・フィジーに移住した教会の信者たちに暴行したとして、韓国の教会関係者たちの身柄が拘束され、裁判にかけられた。水原地検安養支庁は21日、特殊暴行でA被告ら2人を逮捕・起訴したと明らかにした。

【図】韓国国民の半数以上は無宗教(2015年)

 A被告らは2015年1月から18年4月まで京畿道果川市内の教会と南太平洋フィジーの教会施設で数回にわたり信者十数人に暴行したり、信者同士の暴行を指示したりしたとされている。A被告らは教会担任牧師B被告の指示により、悪魔をはらうとされる宗教儀式を理由に、このような暴行をしたことが調べで分かった。

 A被告らも信者であり、被害者の中には10代も含まれていることが分かった。担任牧師のB被告は、悪魔ばらい儀式関連の特殊暴行で19年11月に懲役7年の刑を言い渡され、20年2月に判決が確定した。B被告は14年から17年8月まで信者約400人を南太平洋のフィジーに移住させた。

 B被告は終末論を主張し、唯一これを避けることができる楽園がフィジーだと言って、信者たちに全財産を処分させた後、フィジーに行かなければならないと洗脳したと言われる。フィジー政府は同教会の関係者を追放した。

チョ・ホンボク記者

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  • ▲水原地検安養支庁の全景 写真=朝鮮DB

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