共に民主・李在明代表、早ければ来週逮捕状審査…健康状態がカギ

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 韓国野党・共に民主党の李在明(イ・ジェミョン)代表に対する逮捕同意案が21日、国会本会議で可決され、裁判所による審査手続きが始まる。逮捕同意案の可決で直ちに逮捕されるのではなく、令状審査を経て、逮捕の可否が決定される。

【図】共に民主・李在明代表逮捕同意案可決後の流れ

 国会は法務部に逮捕同意案が可決されたことを報告した。法務部が提出した逮捕同意案に対する回答だ。国会による回答は法務部が大検察庁、ソウル中央地検を通じ、ソウル中央地裁に伝達された。 

 これを受け、ソウル中央地裁は李代表に対する逮捕状審査日程を早ければ22日にも決めるとみられる。前回総選挙以降、逮捕同意案が可決された鄭正淳(チョン・ジョンスン)元議員(共に民主党)、李相稷(イ・サンジク)元議員(無所属)、鄭燦敏(チョン・チャンミン)元議員(国民の力)、河栄帝(ハ・ヨンジェ)議員(無所属)の4人は国会での採決から4~6日後に審査を受けた。

 しかし、李代表のケースではハンストによる健康状態悪化と秋夕(中秋節)連休があるため、不透明な部分も残る。裁判所関係者は「ひとまず秋夕連休前に審査期日を定め、李代表側から要請があれば、審査を秋夕連休後に先送りする可能性もある」と話した。李代表は逮捕された状態ではないため、審査期日を決める期限はない。李代表が健康上の困難を訴えば、救急ベッドで横たわった状態または車椅子に座ったままでも審査を受けることができる。検察関係者は「実際にベッドに乗せられたまま法廷で審査を受けた例があった」と述べた。

 審査には被疑者である李代表本人が必ず出席しなければならない。このため裁判所は李代表に出頭を命じることになる。令状担当判事の前で審査を受けた後、結果が出るまで李代表はソウル拘置所で待機しなければならない。

 これに先立ち、検察は18日、李代表に対する逮捕状を請求し、「犯罪の重大性」「証拠隠滅の懸念」を逮捕理由として挙げた。「サンバンウル対北朝鮮違法送金」「柏ヒョン洞マンション開発便宜供与」「偽証教唆」などの容疑が「最低で懲役11年、最高で無期懲役」に相当する重い犯罪だというのが検察の判断だ。検察はまた、李代表が容疑を否認するなど証拠隠滅の動機が明らかであり、事案の性格上、組織的、計画的な証拠隠滅の可能性があると指摘した。

 令状専担判事が逮捕状請求を棄却すれば、李代表は直ちに釈放される。逆に逮捕状を交付すれば、イ代表は拘置所に収監される。検察段階では20日間の勾留が可能で、以後起訴されれば一審の審理中に計6カ月の勾留が続く可能性がある。

兪鍾軒(ユ・ジョンホン)記者

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