共に民主・李在明代表の逮捕状請求棄却…ソウル中央地裁「証拠隠滅の懸念、断定は困難」

 共に民主党の李在明(イ・ジェミョン)代表に対する逮捕状請求が27日未明に棄却された。ソウル中央地裁のユ・チャンフン令状担当部長判事は26日に9時間20分にわたる令状審査を行った末、27日午前2時23分、「在宅捜査の原則が排除されるほど拘束の理由と必要性があるとは考えにくい」とし、李代表に対する逮捕状を棄却した。京畿道義王市のソウル拘置所で令状審査の結果を待っていた李代表は直ちに釈放された。

【表】逮捕状が請求された李在明代表の主な容疑一覧

 検察は18日、李代表に対する逮捕状を請求し、サンバンウルによる対北朝鮮不正送金、柏ヒョン洞マンション便宜供与、偽証教唆の3つの容疑を適用した。ユ部長判事は偽証教唆容疑については、「容疑が疎明されるとみられる」と述べた。しかし、柏ヒョン洞については「城南都市開発公社の事業参加排除部分は李代表の関与があったとみるに足りる相当な疑いがあるが、それに関する直接証拠は足りず、現時点で被疑者の防御権が排斥されるほどだとは断定できない」とした。対北朝鮮不正送金についても「現在までの関連資料によれば、被疑者の認識や共謀の有無、関与程度などに関して議論の余地がある」と指摘した。

 ユ部長判事はまた、「証拠隠滅の恐れがあるとは言い難い」と判断した。ユ部長判事は「偽証教唆、柏ヒョン洞開発事業では、現在まで確保された人的・物的資料に照らし、証拠隠滅の恐れがあるとは言い難い」とした。対北朝鮮送金疑惑については「被疑者の周辺人物による不適切な介入が疑われる状況がある」としながらも、李代表が直接介入したと断定できる資料が不足している点などを挙げ、「証拠隠滅の恐れがあると断定するのは難しい」と述べた。

 李代表に対する逮捕状請求棄却のニュースが伝わると、ソウル拘置所前に集まった支持者150人余りは「イ・ジェミョン」を連呼した。26日に民主党の院内代表に選ばれた洪翼杓(ホン・イクピョ)議員をはじめ、鄭清来(チョン・チョンレ)、朴賛大(パク·チャンデ)、徐瑛教(ソ・ヨンギョ)、張耿態(チャン・ギョンテ)、高ミン廷(コ・ミンジョン)、キム・ヨンジン、文貞福(ムン・ジョンボク)、梁李媛瑛(ヤンイ・ウォンヨン)、千俊鎬(チョン・ジュンホ)、金勝源(キム・スンウォン)、金元二(キム・ウォンイ)の各議員も現場に集まり喜んだ。

パン・グクリョル記者、イ・ミンジュン記者

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  • ▲共に民主党の李在明代表が27日、京畿道義王市のソウル拘置所を出て発言している/27日、聯合ニュース
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