米CBS「北朝鮮がロシアに武器運搬を開始」…金正恩・プーチン軍事協力が本格化か

米CBSが政府関係者の話として報じる

 北朝鮮がロシアに武器の一部引き渡しを開始した。米CBSニュースが5日(現地時間)に報じた。

 CBSは匿名の米政府関係者の話として「北朝鮮は大砲(artillery)など武器のロシアへの運搬を開始した」と伝えた。ただしCBSは「北朝鮮がロシアに運搬する武器は新たな長期的ルートなのか、あるいは限定的な規模の船積みかは明確でない」とも報じた。また北朝鮮が見返りに何を受け取ったかも分からないという。

【写真】ウクライナ軍の長距離スナイパーライフル、「北のナンバー2」処刑に使われた14.5ミリの弾丸を使用

 北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長は先月13日にロシア・アムール州のボストチヌイ宇宙基地でプーチン大統領と首脳会談を行い「(ウクライナでの)帝国主義に対抗する戦いでは共にある」と述べた。プーチン大統領は北朝鮮に人工衛星やミサイル技術の提供を示唆した。

 北朝鮮はロシアの武器と互換性のある少なくとも100万トン以上の弾薬を備蓄しているという。100ミリと115ミリ戦車用砲弾、122ミリと152ミリの自走砲用砲弾、迫撃砲用砲弾、さらに旧式の突撃用小銃などだ。米政府は昨年12月「北朝鮮はロシアの民間軍事会社ワグネルに歩兵用のロケット砲やミサイルなどを販売した」と指摘し、また今年7月と9月には北朝鮮からロシアへの弾薬輸送など武器提供に関与した複数の人物を制裁リストに加えた。

宣政敏(ソン・ジョンミン)記者

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  • ▲北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長は先月13日にロシア・アムール州のボストチヌイ宇宙基地を訪問し、プーチン大統領と会談した。/ニュース1

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