10日前にはサムスン会長も訪問…イスラエルの戦闘激化で現地韓国企業は「超緊張」

 パレスチナ武装勢力ハマスによるイスラエル奇襲攻撃で武力衝突が発生し、イスラエルに進出している韓国企業が非常事態に陥った。直接的な被害は発生していないものの、企業は現地職員を在宅勤務に切り替え、状況を注視している。

【図】ハマスの攻撃地域とイスラエルの攻撃地域

 サムスン電子はテルアビブ近郊に研究開発(R&D)センター、サムスンリサーチイスラエルなどを運営している。10日前には同社の李在鎔(イ・ジェヨン)会長が現地を訪れたばかりだ。

 現地では韓国人駐在員10人余りと現地従業員数百人が勤務している。サムスン電子は現地従業員の安全のため、在宅勤務に切り替えた。本社との緊急連絡網を稼働させ、状況を随時確認している。

 テルアビブに販売支店を置くLG電子も、全従業員を在宅勤務に転換した。イスラエル自動車市場シェア1、2位の現代自動車と起亜自動車も神経を尖らせている。今回の事態によるショールームの破損などは報告されていない。

 韓国の航空会社で唯一テルアビブ直航便を運航している大韓航空は、9日に出発予定だったテルアビブ行きの運航を取りやめた。9日の仁川行きの帰国便は運航を検討している。

イ・ウンヨン記者

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