杭州アジア大会で負傷しながらも試合を続け、見事に金メダルを取ったバドミントン女子の安洗塋(アン・セヨン、21)=サムスン生命=が膝の腱(けん)を断裂していたことが分かった。アジア大会2冠の安洗塋は帰国後、精密検診を行った結果、右膝近くの腱が一部切れているとの診断を受けた。リハビリには短ければ2週間、長ければ5週間ほど必要になる見通しだ。安洗塋はアジア大会シングルスで、これまでも調子が良くなかった膝に痛みを感じた。陳雨菲=中国=との決勝戦中には治療も受けていた。安洗塋は決勝戦で勝利した後、「膝から『プツッ』という音がし、何かが外れたような感じがして、つらかった」と語っていた。安洗塋は事前試合で9日から行われている今年の全国体育大会を欠場し、しばらく休養する予定だ。
杭州アジア大会に出場した韓国の他のスター選手たちは、全羅南道で開催される第104回全国体育大会(13-19日)に出場し、その技と実力を披露する。木浦室内プールで行われる競泳には、杭州アジア大会で金2個・銀2個・銅2個など合計6個のメダルを獲得した黄宣優(ファン・ソヌ、20)=江原道庁=が出場する予定で、個人2種目(男子一般部自由形100メートル・200メートル)に出場を申請している。アジア競泳界中長距離の看板選手に浮上したキム・ウミン(22)=江原道庁=は全国体育大会男子一般部自由形400メートルと1500メートルに出場する。アーチェリー3冠のイム・シヒョン(20)=韓国体育大学=は今回の体育大会には女子大学部に出場する予定だ。杭州アジア大会個人戦決勝でセットスコア6-0と完勝した東京五輪3冠の安山(アン・サン、22)=光州女子大学=と再び対決する可能性もある。
成鎮赫(ソン・ジンヒョク)記者