米原子力空母「ロナルド・レーガン」 12~16日に韓国・釜山に

【ソウル聯合ニュース】韓国国防部は10日、米海軍の原子力空母「ロナルド・レーガン」を軸とする第5空母打撃群が12日に韓国南部・釜山の作戦基地に入港する予定だと発表した。米国が韓国に提供する拡大抑止の強化の一環で、韓米同盟70周年を記念する目的もあるという。16日まで滞在予定。

 韓米はこれまでの首脳会談などを通じ「韓米が共に協議、決定、行動する一体的な拡大抑止」や米戦略資産の朝鮮半島展開頻度の引き上げなどに合意している。

 今回、両国の海軍は友好促進のため相互の艦艇訪問と親善交流活動を行う予定だ。米軍は空母打撃群の艦艇見学も計画している。

 第5空母打撃群を率いるパトリック・ハニフィン司令官は「米国は同盟国の韓国と緊密に連帯、協調してきた。今回の訪韓は韓米同盟の強化に向けた良い機会」と述べた。

 韓国の金明秀(キム・ミョンス)海軍作戦司令官は空母打撃群の韓国訪問を「米国の『行動する拡大抑止』を示すもの」と評価し、「北が新型潜水艦の進水や宇宙発射体と主張する物の再発射の公言など挑発を続けるのに対し、即時かつ圧倒的、決定的な対応措置を取るための連合防衛体制を強化する契機になるだろう」と強調した。

 米原子力空母の韓国訪問は3月の「ニミッツ」以来、7カ月ぶり。ロナルド・レーガンは昨年9月以来の訪問となる。

 ロナルド・レーガンを中心に巡洋艦「アンティータム」「ロバート・スモールズ」、イージス駆逐艦「シャウプ」などで構成される第5空母打撃群は第7艦隊に所属し、日本の神奈川県横須賀市にある米海軍基地を母港とする。

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