韓国検察、共に民主・金炳旭議員の公設秘書と記者を捜索…2022年大統領選虚偽報道事件

韓国検察、共に民主・金炳旭議員の公設秘書と記者を捜索…2022年大統領選虚偽報道事件

 (アンカー)

 共に民主党の金炳旭(キム・ビョンウク)国会議員の補佐官(公設秘書)が11日、検察の捜索を受けました。前回の大統領選直前、あるインターネットメディアが録音記録を公開し、尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領が検事時代に大庄洞開発の関係者の容疑をもみ消したかのような虚偽報道を行った疑いです。細かい部分に相違はありますが、ニュース打破が報じた金万培(キム・マンベ)氏のインタビューと同じ内容で、検察は不審な点があるとみています。キム・ボゴン記者がお伝えします。

 (記者リポート)

 検察の捜査官が民主党の金炳旭議員のC補佐官の国会内の事務室に詰めかけました。

 (現場音声)

「中央地検から来ました」

 (記者リポート)

 検察の特別捜査班が大統領選での世論操作事件に関連して強制捜査に乗り出したことになりますが、インターネットメディア「リポアクト」のH代表の自宅と事務所も捜索対象に含まれました。

 検察は大統領選を8日後に控えた昨年3月1日、H氏が釜山貯蓄銀行の関係者L氏と崔在卿(チェ・ジェギョン)元大検察庁中央捜査部長の会話だとして報じられた内容に注目しています。

 L氏が「融資ブローカーのチョ・ウヒョン氏は釜山貯蓄銀行の金洋(キム・ヤン)副会長の使い走りだ」と発言したのに対し、当時尹錫悦検事の上司だった崔在卿・元中央捜査部長が「尹錫悦がそう言っていた」と認めたという内容でした。

 (H代表・リポアクト運営者=昨年3月7日)

「私が録音記録を全て公開しました。こうした内容だけでも尹錫悦が大庄洞の犯人を大目に見た「後ろ盾」だということが確認できる…」

 しかし、検察はこの録音がL氏と第三者の会話であり、それがチェ元中央捜査部長との会話としてでっち上げられたとみています。崔在卿・元中央捜査部長はTV朝鮮に対し、「L氏も元補佐官も知らない」と述べました。

 検察は録音に登場する第三者が金炳旭議員の補佐官C氏ではないかとみており、押収物の分析が終わり次第、録音ファイルが報じられた経緯などを確認することにしています。TV朝鮮のキム・ボゴンがお伝えしました。

(2023年10月11日放送 TV朝鮮「ニュース9」より)

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