薬物事犯8月までに1万2700人検挙 昨年通年を上回る=韓国

【水原聯合ニュース】韓国で今年1月から8月までに検挙された薬物事犯の数が、昨年1年間の検挙件数を既に上回ったことが、14日分かった。

 国会行政安全委員会に所属する与党議員が警察庁から提出を受けた国政監査の資料によると、今年8月までに全国で検挙された薬物事犯は1万2700人だった。このうち逮捕されたのは1923人。

 昨年通年の1万2387人(逮捕者1721人)を既に上回っており、単純計算では今年の検挙数が1万7000人を超える可能性がある。

 薬物事犯は19年の1万411人(逮捕者1941人)、20年の1万2209人(逮捕者1887人)、21年の1万626人(逮捕者1795人)など過去と比べても大幅に増加した。

 これは今年上半期に違法薬物問題が社会的に注目され、捜査当局が大々的な取り締まりに乗り出した影響が大きい。違法薬物が日常に深く浸透したためとする分析もある。

 この与党議員は「重大な麻薬事犯に対しては死刑執行も辞さない海外の事例を積極的に検討し、強力な処罰を与えなければならない」と強調した。

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