中国で42階建てのビルを飲み込んだ大規模火災…その原因は

 中国・湖南省長沙市の42階建てビルで昨年発生した火災の原因は「たばこの吸い殻」だったことが分かった。15日付の中国現地メディアの報道によると、長沙市非常管理局は14日、長沙市で昨年発生したチャイナ・テレコム・ビル火災の鑑識結果と火災の原因を「たばこの吸い殻だった」と発表した。

【動画】高層ビルを包み込む炎と黒煙…チャイナテレコムビルの火災当時の様子

 問題の火災は昨年9月に発生したが、火災の原因が解明されるまで13カ月かかったことになる。

 鑑識結果の報告書によると、この火災は7階の屋外空間で最初に火の手が上がった。この場所には段ボールや使い古した木材など燃えやすいものが積み上げられていたという。何者かが捨てたたばこの吸い殻がこれらに燃え移り火が広がったようだ。

 火はビル外壁のアルミパネルに沿って全体に広がった。

 チャイナ・テレコム・ビルは2000年に完成した。高さ218メートル、地上42階、地下2階で、長沙市で最初の高さ200メートル以上のビルだという。

 幸い火災による犠牲者などは出なかった。チャイナ・テレコムは国営企業で中国最大の有線事業者であり第3位の移動通信事業者だ。

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  • ▲チャイナテレコムビル火災発生当時の写真(左)と鎮火後(右)/聯合ニュース

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