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韓国、米国、日本の3カ国空軍による合同軍事演習が今日から韓半島周辺上空で初めて行われ、米国からは主要戦略爆撃機B52も参加しました。グアム沖合では韓米海軍による対潜水艦作戦を想定した軍事訓練も実施されました。
ク・ミンソン記者のリポートです。
【TV朝鮮ニュース動画】北の指揮部を狙う「斬首作戦」、韓米特殊部隊が実射撃訓練実施
(リポート)
核弾頭も搭載できる米空軍の戦略爆撃機B52が戦闘機に守られながら飛行しています。
韓国の防空識別圏KADIZと日本の防空識別圏が重なる離於島周辺で韓国と米国・日本の3カ国空軍が初めて合同訓練を行いました。
(金承謙〈キム・スンギョム〉合同参謀本部議長〈今月12日〉)
「韓半島周辺で実施となれば周辺で可能でしょうし…安全保障協力拡大という次元で」
今回の訓練は、今月17日に韓国空軍基地に初めて着陸した米軍の戦略爆撃機B52が米軍基地に戻る際に行われました。
グアム周辺で今月初めに始まった韓米海軍による合同の対潜水艦訓練「サイレント・シャーク」は今日まで行われました。
両国海軍は互いの潜水艦を仮想の敵潜水艦とし、追跡と攻撃を行うことで実戦感覚を養いました。
戦略爆撃機の動きや対潜水艦訓練の内容は通常では極秘とされていますが、韓米日3カ国がこれらを公開すること自体が北朝鮮に対する強い警告メッセージと受け取られています。
(朴元坤〈パク・ウォンゴン〉/梨花女子大学北朝鮮学科教授)
「北朝鮮の空軍力ははるかに劣勢ですが、(中略)日本まで訓練に加わることは北朝鮮に対する抑止効果を発揮できるとみられます」
南漢江では韓米の工兵部隊が全長300メートルの浮橋を設置し、50トン以上の戦車K1がこれを渡る渡河訓練も行われました。
TV朝鮮ク・ミンソンがお伝えしました。
(2023年10月22日放送 TV朝鮮「ニュース7」より)