子どもの数 低出生率維持なら2040年は20年の半分に=韓国

【世宗聯合ニュース】韓国で女性1人が生涯に産む子どもの推定人数「合計特殊出生率」が予想の最低から上昇に転じない場合、2040年時点での15歳未満の子どもの数が20年の半分程度に減る。国会予算政策処が24日までに公開した報告書で明らかにした。

 国会予算政策処は、韓国の合計特殊出生率が24年に底を打ち、0.7になるとする統計庁の予想が維持された場合の40年の推計人口が20年(5184万人)より268万人少ない4916万人になると見通した。

 また、減少するのは主に15歳未満と分析した。15歳未満の人口は20年の632万人から40年には318万人となり、49.6%減少すると予想した。また40年の0~6歳の人口は20年(263万人)の半分にも満たない130万人まで減ると分析した。

 統計庁は16年に、当時1.18まで下がった合計特殊出生率が17年には上昇に転じると予想したが、実際には下落した。19年には21年に0.86で底を打つと予想したが22年も下落が続いた。そのため今回は統計庁が底とした0.7が続くと仮定して推計された。

 国会予算政策処は報告書で「統計庁は毎回、合計特殊出生率が底を打ち、上昇に転じると見通したが、15年以後の合計特殊出生率は見通しを下回っている」と指摘した。

 また「最近の社会的条件を考慮すれば、合計特殊出生率が短期間で上昇に転じるかは疑問」とし、「出生率の低下が短期間で止まらない状況を反映した人口推計が必要だ」と強調した。

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