現代自動車 営業益2.5倍に=7~9月期

【ソウル聯合ニュース】韓国の現代自動車が26日発表した2023年7~9月期の連結決算によると、本業のもうけを示す営業利益は3兆8218億ウォン(約4230億円)で前年同期比146.3%増加した。韓国金融経済情報メディアの聯合インフォマックスが取りまとめた市場予想(3兆6000億ウォン)を0.62%上回った。

 売上高は前年同期比8.7%増の41兆27億ウォン(自動車32兆3118億ウォン、金融・その他8兆6909億ウォン)。純利益は同134.0%増の3兆3035億ウォンだった。

 現代自動車は、販売台数の拡大や高付加価値モデルを中心とする製品ミックスの見直しに加え、前年同期に品質保証引当金を計上した反動で営業利益が大幅に増加したと説明している。

 7~9月期の世界販売台数は104万5510台で前年同期比2.0%増加した。韓国国内の販売が2.8%増の16万6969台、海外販売が1.9%増の87万8541台。

 同社の関係者は、主要市場の需要増により販売拡大傾向が続いており、低い在庫水準や新車効果により今年は年間販売の増加が予想されると説明。一方で、中東地域の地政学的リスクや高い金利水準などにより、不確実な経営環境が続く見通しだとした。

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