韓国行政安全相 ソウル雑踏事故の犠牲者と遺族に謝罪

【ソウル聯合ニュース】韓国の李祥敏(イ・サンミン)行政安全部長官は26日、国会行政安全委員会による国政監査で、まもなく発生から1年となるソウル・梨泰院での雑踏事故に巻き込まれて亡くなった人々とその遺族に再び謝罪した。

 最大野党「共に民主党」議員から「大統領と一緒に遺族を訪ね、謝罪する用意があるか」と問われ、李氏は「そうした意思は当然ある」と答えた。

 与党「国民の力」議員が、雑踏事故から1年を迎えるのを前に悔やまれる点や決意などがあるか尋ねると、李氏は「犠牲者に深い哀悼の意を表し、謹んでご冥福をお祈りする」とし、遺族にも深いお悔やみの言葉を伝えたいと述べた。

 国民の生命を守れなかったことへの申し訳なさと責任を感じているとしながら、「犠牲が無駄にならないよう渾身(こんしん)の力を尽くす」と表明した。

 李氏は10日の国政監査で「(遺族に)どれだけ謝罪しようとも足りないと思う」と述べたのに続き、この日も頭を下げた。25日には「愛する家族を失い、計り知れないほど大きな悲しみに暮れている遺族の皆様に、改めて深いお悔やみを申し上げる」とする報道資料を出した。

 雑踏事故は昨年10月29日の夜、ハロウィーンに合わせて大勢の人が集まっていた梨泰院で起き、日本人2人を含む159人が死亡した。

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