毎日5分ずつ家事をするだけでも早期死亡リスク52%低下

毎日5分ずつ家事をするだけでも早期死亡リスク52%低下

 家事のような日常的な身体活動を10分ずつ定期的にするだけでも、早期死亡の予防に大きく役立つという研究結果が出た。

 オーストラリア・シドニー大学の研究チームは、国際学術誌「Lancet Public Health」10月号にこうした内容の研究論文を掲載した。

 研究の結果、子どもと遊んだり庭の手入れ、掃除のような日常生活で短い時間行う激しい身体活動を5-10分間規則的にした人は、1分以下の身体活動をした人に比べ、早期死亡リスクが52%低いことが分かった。心臓まひや脳卒中のリスクも41%減少した。英国の長期健康プログラムに登録した2万5241人の活動を追跡分析した結果だ。

 1-3分動いた人は、早期死亡リスクが34%、心臓まひや脳卒中のリスクは29%低く、3-5分間隔で規則的に動いた人は同様のリスクがそれぞれ44%、38%減ったことが分かった。数分でも定期的な身体活動をすることが、健康改善に大きな効果をもたらすということだ。

 論文の第一著者であるシドニー大学医学健康学部のマシュー・アマディ研究員は「こうした身体活動は、運動着や運動靴を身に着けなければならないような運動ではない」とした上で「一回につき数分間の、若干の追加の努力やスピードで日常的な活動を単発的にすることができれば、健康上の利点を得ることができる」と話している。

アン・サンヒョン記者
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