ソウル・梨泰院の雑踏事故から1年 きょう追悼大会

【ソウル聯合ニュース】日本人2人を含む159人が死亡したソウル・梨泰院の雑踏事故から29日で1年を迎えた。事故は国の災害安全管理や対応システムを点検し、雑踏事故への警戒心を高めるきっかけとなった。

 だが、事故から1年が経つ今も事故は繰り返されており、梨泰院の雑踏事故を巡っても責任者の処罰などの措置が十分に行われていないとの指摘が出ている。

 事故から1年となるこの日、ソウル都心では犠牲者を追悼する集会が数カ所で開かれる。遺族らは午後2時、事故現場付近で追悼集会の事前行事を開く。その後、大統領室前などを通過し、集会が開かれるソウル市庁前のソウル広場まで行進を行う。主催者側は約3000人が参加すると申告した。午後5時から始まる集会では犠牲者を追悼するとともに責任者の処罰を求める方針だ。集会には最大野党「共に民主党」の李在明(イ・ジェミョン)代表ら野党の執行部や国会議員らも出席する。

 遺族らが事故現場に設けた追悼スペースにも多くの市民が訪れるとみられる。

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