女子ゴルフ:2位9回パク・ヒョンギョンが通算4勝目、910日ぶりVに感涙

KLPGAツアー「SKネットワークス・ソウル経済レディースクラシック」で
イ・ソヨンと2回プレーオフの接戦制す

 通算3勝を挙げながら、その後は9回も準優勝にとどまった女子プロゴルファーのパク・ヒョンギョン(23)が910日(約2年6カ月)ぶりに優勝カップを手にした。ファンが「国民の妹」「キューティフル(英語のキュートとビューティフルを合わせた言葉)」というニックネームを付けてくれるほど人気のパク・ヒョンギョンは2回目のプレーオフまでもつれ込むという接戦の末、準優勝のジンクスを破って優勝を果たし、目を真っ赤にした。

【写真】910日ぶりVパク・ヒョンギョン

 パク・ヒョンギョンは29日、済州道西帰浦市のPINX(ピンクス)ゴルフクラブ(パー72)で行われた韓国女子プロゴルフ(KLPGA)ツアー「SKネットワークス・ソウル経済レディースクラシック」(賞金総額8億ウォン=約8800万円)最終日に3打減らして通算8アンダー・280を記録、同日4打減らしたイ・ソヨン(26)と並んだ。18番ホール(パー4)で行われた1回目のプレーオフで2人はそろってパーだった。しかし、2回目のプレーオフでイ・ソヨンがティーショットをバンカーに入れたのに続き、セカンドショットを池に落としてダブルボギーになった一方、パク・ヒョンギョンはセカンドショットをグリーンにのせ、2パットで勝負を決めた。

 パク・ヒョンギョンは昨年8月、「デユウィニア・MBN女子オープン」でイ・ソヨンにプレーオフで敗れた雪辱を果たした。昨年の同大会で準優勝したパク・ヒョンギョンは、今年優勝賞金1億4400万ウォン(約1600万円)を手にし、賞金ランキング5位(8億3867万ウォン=約9300万円)に浮上した。

 パク・ヒョンギョンは2021年5月2日のKLPGAチャンピオンシップ優勝以来、約2年6カ月ぶりに通算4勝目を挙げた。パク・ヒョンギョンは「準優勝が9回に達した時、『私はこれほどチャンスがつかめない選手なのか』と自分を疑ったが、済州まで応援に来てくださったファンクラブ『キューティフル』をはじめ、ファンの皆さんの応援が力になった」と語った。

 新型コロナウイルス流行による無観客試合でこれまで3回優勝したパク・ヒョンギョン。「大勢のギャラリーが見守る中で優勝する姿を数えきれないほど想像してきたが、成し遂げられてうれしい」と言った。

 パク・ヒョンギョンは2019年にKLPGAツアーにデビューし、2020年に2勝、2021年に1勝した。 しかし、その後、2021年に準優勝4回、昨年2回、今年3回など9回準優勝に終わった。首位で最終ラウンドに進みながら、優勝を逃したことも少なくなかった。著名な僧侶の心を鎮める方法についての本を読んでも、逆転負けが相次いだ。パク・ヒョンギョンは「最近はショットの感覚が良く、『できる』という自信を持って最後まで集中できた」と語った。

閔鶴洙(ミン・ハクス)記者

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  • ▲29日、済州道西帰浦市のPINX(ピンクス)ゴルフクラブで行われた「SKネットワークス・ソウル経済レディースクラシック」で優勝を決め、目を真っ赤にするパク・ヒョンギョン。写真=KLPGA
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