韓国・世宗市長が日本出張に出発 千葉県などと交流協力強化へ

【世宗聯合ニュース】韓国中部の行政都市・世宗市の崔ミン鎬(チェ・ミンホ)市長は30日、千葉県などとの交流協力を強化し、同市の政策を紹介するため4泊5日間の日本出張に出発した。

 崔市長はこの日、千葉県の熊谷俊人知事と面会し、主要施設を視察する。

 デジタルプラットフォーム政府(DPG)や医療(重粒子線がん治療)分野などでの交流協力策を話し合うほか、千葉市内にある国立研究開発法人、量子科学技術研究開発機構QST病院の山田滋院長に会い、重粒子線治療の現状をヒアリングする。

 重粒子線治療を巡っては、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領が大統領選で世宗市に国立重粒子線がん治療センターを設立することを公約に掲げており、同市が重点事業として推進している。

 崔市長は31日には理化学研究所の五神真理事長に会い、日本初の量子コンピューターの開発状況を視察。量子産業の育成策などについて協議する。

 来月1日には山梨県で開催される「韓日知事会議」に出席し、世宗市の均衡発展政策について発表する。静岡県の川勝平太知事との個別会談も予定している。

 崔市長は「今回の訪問を千葉県や静岡県など日本の主要都市との交流を強化する機会にしたい」として、「重粒子加速器や量子コンピューターの分野でも日本の主要都市と活発な交流協力を推進する」と述べた。

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