ウクライナがクリミア半島の造船所を攻撃…ロシア新型ミサイル「カリブル」の輸送艦を破壊

 【NEWSIS】ウクライナ軍がクリミア半島のケルチ近郊にあるザリフ造船所にミサイル攻撃を行い、ロシア軍のミサイル輸送艦1隻を破壊した。キーウ・インディペンデントやフランス通信(AFP)などが5日に報じた。

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 報道によると、クリミア半島ケルチ近郊のザリフ造船所に対して前日巡航ミサイル15発による攻撃が行われ、輸送艦アスコルドが破損した。ロシア国防省とウクライナ軍当局者が明らかにしたという。

 ウクライナ軍は4日にザリフ造船所の海上施設や港湾施設に対して巡航ミサイルによる攻撃を行い、これを成功させたと発表した。

 ウクライナ空軍のミコラ・オレシュク司令官によると、攻撃が行われた当時、ザリフ造船所にはロシア海軍の最新鋭艦アスコルドが停泊していたという。アスコルドは超音速巡航ミサイルのカリブルを大量輸送する艦艇だ。

 オレシュク司令官は「ウクライナ軍戦闘機がフランス製巡航ミサイルのスカルプをザリフ造船所の目標に向け発射した」と説明した。

 オレシュク司令官はザリフ造船所で得た戦果を正式に発表した。

 ロシア国防省は「ウクライナ軍はロシア軍の攻撃能力を弱めるため、今回のように造船所に対する攻撃を仕掛けてきた」「海軍艦艇1隻に被害が発生した」と発表した。

 またロシア国防省は「ウクライナ軍が発射した巡航ミサイルのうち、13発は空中で打ち落とした」「1発だけが艦艇に命中した」と主張している。

 昨年2月末にウクライナ侵攻を開始したロシア軍はこれまで巡航ミサイル「カリブル」を使ってウクライナを何度も攻撃し、多くの被害を与えてきた。

イ・ジェジュン記者

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