北朝鮮「アジア太平洋地域に新たな戦雲」 米国務・国防長官の訪韓非難

【ソウル聯合ニュース】北朝鮮は8日、米国の国務長官と国防長官が相次いで韓国を訪れることを巡り、「第2の朝鮮戦争の挑発のため現場視察に乗り出した戦争狂信者たちの歩みを思わせる」として不快感を示した。朝鮮中央通信が「国際問題評論家キム・ミョンチョル」名の記事の体裁で伝えた。

 記事は、米国が北朝鮮との対決策を議論するあまり、朝鮮戦争の産物である国連軍司令部の参加国の国防相会合まで開催しようとしていると糾弾。「米国の足跡が刻まれる場所は全て政治、軍事的な対立と衝突が激化した歴史的前例を踏まえると、米国務長官と国防長官の今回の行脚(訪韓)もアジア太平洋地域に新たな戦雲をもたらすだろう」と威嚇した。

 ブリンケン米国務長官は8~9日に韓国を訪問する。オースティン米国防長官は13日にソウルで開かれる韓米定例安保協議(SCM)と14日の国連軍司令部加盟国の国防相会議に出席するため訪韓する予定だ。

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