YGエンタ創業者 二審で逆転有罪=韓国

【ソウル聯合ニュース】所属アーティストに対する違法薬物疑惑の捜査を妨害する目的で証人を脅迫した罪に問われ、一審で無罪判決を受けた韓国大手芸能事務所、YGエンターテインメントの創業者で前代表プロデューサーの梁鉉錫(ヤン・ヒョンソク)被告の控訴審で、ソウル高裁は8日、一審を破棄し、懲役6カ月、執行猶予1年の判決を言い渡した。

 2016年8月、歌手志望だった元練習生が薬物使用容疑で逮捕された際、韓国男性グループiKON(アイコン)の元メンバー、B.I(ビーアイ、本名キム・ハンビン)さんの薬物購入疑惑を供述し、梁被告はB.Iさんへの捜査を妨害するためにこの元練習生を懐柔、脅迫した罪に問われた。

 昨年12月の一審・ソウル中央地裁判決は「被告が被害者(証人)に具体的、直接的に害悪を告げながら脅迫したとみるには、証拠が不十分だ」として無罪を言い渡した。

 提訴審でも「お前ひとりを殺すのは何でもない」などと言ったとされる脅迫罪は無罪となったが、検察側が一審後に起訴事実に加えた面談強要罪が有罪と認められた。

 高裁は「所属アーティストの犯行事実に対する証言を覆すよう証人に求め、実際それにより捜査が打ち切られた」とし、「法益が侵害されており、罪が軽くない」と指摘した。

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