イ・ソンギュンとGドラゴンの薬物疑惑捜査 「無理に進めていない」=韓国警察

【ソウル聯合ニュース】韓国の警察が、違法薬物使用の疑いが持たれている俳優のイ・ソンギュンさん、音楽グループのBIGBANG(ビッグバン)のG-DRAGON(ジードラゴン)さんに対する捜査が、明確な証拠がないまま無理やり行われているとの指摘について反論した。

 警察庁国家捜査本部の関係者は13日の定例記者会見で「違法薬物犯罪の捜査は国立科学捜査院の鑑定結果だけでなく、関連者の供述、デジタルフォレンジック(電子鑑識)の資料などを通じて総合的に容疑の有無を判断する。現時点で2人とも(薬物の簡易鑑定の結果が)陰性だったからといって無理に捜査を進めていると断定するにはやや無理があると判断している」と述べた。

 「明確な物証がないまま(ほかの捜査対象者の)供述だけで捜査に着手したのではないか」との指摘に対し、「そうだ」と認めながらも、「捜査対象者がほかの人の犯罪について供述した場合は確認しないわけにはいかないので内偵捜査を行ったが、その内容が知られた」と説明した。

 仁川警察庁は先月、イさんを麻薬類管理に関する法律違反の容疑で立件した。イさんはソウル・江南の遊興施設や住宅などで複数回にわたり違法薬物を使用した疑いが持たれている。同庁はこの事件とは別にG-DRAGONさんについても先月、同じ容疑で立件した。

 現在、仁川警察庁が違法薬物使用容疑の捜査対象に挙げている人物はイさん、G-DRAGONさんなど10人。このうち、イさん、G-DRAGONさんなど5人は刑事立件された。

 イさんの場合、簡易鑑定や国立科学捜査研究院に依頼した毛髪と尿の精密鑑定の結果は陰性だった。G-DRAGONさんは簡易鑑定の結果は陰性だが、精密鑑定の結果はまだ出ていない。

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