小銃も作れなかった韓国の防衛産業…今では米国の世界最大の兵器ショーで主役

〈韓国経済のニュー・エンジン〉
(1)小銃も作れなかった韓国の奇跡

 AUSA 2023展示場のハンファ・エアロスペースのブースには、世界の自走砲市場の半分以上を占めて「21世紀のベストセラー」に挙げられるK9自走砲と砲弾の自動移送装置を取り付けたK56弾薬運搬車など、最先端の自走砲パッケージが展示された。米軍関係者らは、ハンファのブースを訪れて「K56は米国の自走砲と何らかの互換が可能なものなのか、既存の武器システムと比べてどのようにして投入人員を3分の1に減らせるのか」などを尋ねた。世界トップクラスの米国のある防衛関連企業関係者がハンファのブースを訪れて、自らの経歴を紹介しつつ転職の可能性を尋ねるという一幕もあった。

 ハンファの関係者は「2017年に初めてAUSAに参加したときは、認知度の低い韓国の技術で作った兵器システムを果たして防衛産業大国に輸出できるかどうか、半信半疑だった」としつつ「今年は『戦車の名家』ドイツを抑えてオーストラリア向けの輸出を勝ち取り、今では世界で認められた武器を、防衛産業最先進国の米国や北大西洋条約機構(NATO)に市場拡大するのが目標」と語った。ハンファ・ディフェンス米国法人を率いるジョン・ケリー氏は「韓国防衛産業界は、今やまさに成人(coming of age)した段階」と述べた。

 K防衛産業は中小・中堅の防衛関連企業にまで拡大した。無人機・艦艇のステルス性能を高める塗料(ペイント)を開発したイーティーエルは、今回のAUSAのイベントで技術力を認められ、米陸軍の研究機関、米国の防衛関連企業と技術協力契約を結んだ。輸出品目も、これまでの航空(KT1練習機)、艦艇(軍需支援艦)、弾薬類にとどまらず、誘導兵器(天弓II)、機動兵器(装甲車)、オーバーホール作業に至るまで多様化した。ある防衛産業界関係者は「防衛産業は原子力発電のように、ひとたび事業を確保しさえすれば後続モデルの受注を数十年継続でき、機械・電子・航空・通信など周辺産業への波及効果が大きい」と語った。

イ・ジョング記者

【写真】 AUSA防衛産業展示会議で展示されたK9自走砲

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  • ▲世界の自走砲市場の半分以上を占めるK9-。2000年からの20年間で世界の自走砲新規市場の半分以上を占め、「21世紀のベストセラー」に挙げられるハンファ・エアロスペースのK9自走砲が射撃訓練を行っているところ。/写真=ハンファ・エアロスペース
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